数字が語る「舞台ウラ」   27歳 今月の数字  
  熊本県民第九の会  
vol.8
   
 
熊本県立劇場の年齢です。
誕生は昭和57年12月4日。
実は、この誕生月に合わせて、 毎年一度も欠かさず演奏され続けている曲があるのです。
 

   熊本県立劇場がオープンした時、こけら落とし公演で演奏されたのがベートーヴェンの交響曲「第九」でした。以来、毎年12月には「第九」が演奏されるのが恒例になりました。唯一、10周年だけは合唱入りの第4楽章のみでしたが、他の年は全楽章が演奏されています。熊本県立劇場オープン当初からずっと続いているのは、この催しだけです。
 演奏は「熊本交響楽団」、合唱は一般から公募した「熊本県民第九の会」合唱団(神田一伸 実行委員長)の皆さん。例年300名ほどが集まり、練習を重ねて本番に臨みます。年齢は上は80歳から下は高校生まで。今年は50名もの新人が舞台に上がります。27回目のコンサートは12月20日です。

 


熊本県立劇場広報誌「ほわいえ」Vol.104より


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