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熊本県立劇場のコンサートホール用ピアノは、スタインウェイ3台、ベーゼンドルファー1台、カワイ1台の計5台。他にも、演劇ホール、大会議室、リハーサル室等に計7台ですから、合計すると12台のピアノがあります。
「ウィンナートーン」と呼ばれる美しい音色で有名なオーストリア職人手作りの芸術品、ベーゼンドルファーは、熊本市の紀伊進さんが劇場の設備充実に役立てて欲しいと、彫刻2体とともに寄贈されたものです。普通のグランドピアノの鍵盤は88鍵ですが、「インペリアル」と称されるこのフルコンサートグランドピアノには低音部の鍵盤が多く、弾く人が間違わないようにその部分が黒く塗られているのが特徴です。
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