県劇人
Vol.2

 スポットライトを浴びる主役の影で、舞台を支えるスタッフや名脇役、そして仕掛け人。
 楽屋や舞台袖を縦横無尽に走り回るこれらの人々にスポットを当て、舞台づくりの魅力や苦心談などを連載します。

森川尚美(グラフィックデザイナー)
6月14日に行われる「Viento 新・九州遺産コンサート」の記念CDで、ジャケットのデザインを担当する森川尚美さん。音楽とのコラボレーション(共同製作)のきっかけとなるViento(吉川万里/ケーナ・オカリナほか、竹口美紀/作曲・シンセサイザー)との出会いなどを語っていただきました。

Vientoとの出会いのきっかけは?
 西原村の陶芸教室に通っていたのですが、そこの先生(オカリナも作っておられる)からVientoの吉川さんを紹介されました。

CDジャケットのデザインは初めて?
 2003年にVientoの「大地の音楽」で初めて手がけ、今回で7作品目となります。

今回のデザインのイメージは?
 これまでのCDは「阿蘇」や「熊本城」など熊本のイメージが強かったのですが、今回は「風の旅」というタイトルで、熊本だけでなく、九州、アジアと海を越えVientoの世界を広げているお二人をクローズアップしたものにしようと考えています。

ふだん聴いている音楽は?
 仕事中は音楽を聴きながらイメージを作っていくことも多いです。デザインするものにあったイメージの曲を探し、言葉のない心地よいピアノ曲などをよく聴いています。音楽に後押しされて作品が出来上がっていくことも多いですね。

熊本県立劇場広報誌「ほわいえ」Vol.74より

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