熊本県立玉名高等学校・附属中学校
県劇つながる学校
 コンサートや施設見学のほか、アウトリーチ事業などで県立劇場と深く“つながる”学校をご紹介します。今回は、8月26日(金)に熊本県芸術文化祭オープニングステージ関連事業「ヤマカズ流 合唱公開レッスン」にモデル合唱団として参加した熊本県立玉名高等学校・附属中学校音楽部顧問の岩尾健弘先生にお話を伺いました。

「公開レッスンでの感動の余韻が、
現在の部活にも生かされている」と
岩尾先生は語る。
熊本を代表する芸術文化祭のオープニングステージで、世界を舞台に活躍する山田和樹(以下、ヤマカズ)さんに指導していただき、私自身、生徒と共に多くのことを学ばせていただきました。ヤマカズさんは、まるで生命を吹き込むような指導で、楽譜から感じる息吹を演奏者に伝え、そして観客に感動を呼び覚ます真のプロフェッショナル。指導を受けた際には、音楽のダイナミックレンジが広がり、これまでに経験したことのない感動が、生徒の心に残ったものと思われます。それは今後も歌い続けていく確かな力となったようです。今回は「くまモン」という熊本ならではの楽曲に出逢いました。音楽を通して地域性を打ち出し、その地域の魅力を伝えることは、とても大切なこと。今後も地元の児童合唱団や小・中学校の合唱部が「くまモン」に取り組み、全国に発信してくれるものと思います。
中高一貫教育を目指し附属中学校を設立し、6年目。高校生と中学生が一緒に合唱に取り組む。
現在46 名の部員たちには、「楽しい!」と感じながら歌ってほしい。自分たちの歌声が聴く人の感動を呼ぶことを知り、そこに喜びを感じながら、長く歌い続けてもらえたらうれしいですね。


熊本県立劇場広報誌「ほわいえ」Vol.180より

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