大津高等学校
県劇つながる学校
 今回は、県立劇場で「創部50周年記念 熊本県立大津高等学校吹奏楽部 第50回定期演奏会」を開催する大津高等学校音楽科の前田康博先生にお話を伺いました。

(練習風景)
休日も“全力疾奏”の格言を
掲げた部室から校内に
吹奏楽の音色が響き渡る。
 大津高校の生徒は素朴で、先生と生徒との距離も近くてとてもアットホームな学校です。4月に教員になった私にとって初めての学校ですが、毎日とても楽しく過ごしています。
 第50回を迎える節目の定期演奏会の聴きどころは第2部の50th Anniversary Stage。吹奏楽部員の他、約20人のOBOGが演奏に加わります。第2部の指揮をしてくださる岡本憲昭先生も大津高校出身というご縁でお招きしました。
 大津高校には学校全体で頑張る生徒を応援しようという気風があります。「何かしたい」という生徒の想いを引き出すことは簡単なことではありませんが、生徒の目標は確実に実現できるように応援してあげたいと私自身強く思っています。今回の定演では心臓に難病を抱えた子どもさんの治療費のための募金活動をします。お母さんが大津高校出身、元バスケ部ということで生徒会、バスケ部を中心に学校をあげて募金活動に取り組んでいます。
(学校全景)
文武両道の精神で部活動にも力を注ぐ大津高校。
 演奏する人、それを聴く人、一人一人の感受性によって違うものになるところが音楽の面白みだと感じています。音楽は生もの。2度と同じ演奏は聴くことができない瞬間の芸術です。今、大津高校が奏でる音楽をぜひ定演でお楽しみください。


熊本県立劇場広報誌「ほわいえ」Vol.178より

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