熊本市立錦ヶ丘中学校
県劇つながる学校
 今回は、県立劇場で9月19日(土)に「第28回定期演奏会」を開催する熊本市立西原中学校吹奏楽部顧問 坂田輝樹先生にお話を伺いました。

(全体練習)
呼吸を意識し、音を合わせていく。
先生の厳しい声に負けない
元気な声が頼もしく響く。
 夏休み、九州吹奏楽コンクールが終わった翌日から定期演奏会の練習に入ります。演奏に加えて歌謡曲を歌い踊り、カラーガードショーもあり、見どころ満載。野球部が出演する、一風変わったプログラムもあって、野球部員も毎年、楽しみにしています。
 吹奏楽は呼吸が命。例えば、盲学校の皆さんの演奏は全国コンクールで金賞受賞する、鳥肌が立つほどのアンサンブルです。耳を澄ませ、互いのブレスで合わせることは、大変難しいものです。素晴らしい演奏に向け、生徒たちと呼吸をあわせられるよう練習を重ねています。目標は「歌うように演奏する」こと。練習に入る前には、声を出します。美しい旋律や豊かな抑揚を、自ら歌うことによって体感して演奏に活かしてほしいと練習に取り入れました。
(学校外観写真)
校門をくぐると、吹奏楽の小気味よい演奏が聞こえてくる。



 部活を通して子どもたちには、“本物の仲間”になって欲しいと願っています。うれしいときだけじゃなく、辛いときや悲しいときにもそばにいて、本気で怒ったり、涙しながら叱ってくれるような“本物の仲間”。出会いを大切に、人を思いやる気持ちをここで育んでほしいと指導していますが、教室で、家庭で、部活以外の様々な場面で生徒たちが実践している様子を耳にしては心から嬉しく感じています。



熊本県立劇場広報誌「ほわいえ」Vol.171より

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