熊本市立錦ヶ丘中学校
県劇つながる学校
 今回は、9月19日(土)に県立劇場で「第16回定期演奏会」を開催する熊本市立錦ヶ丘中学校吹奏楽部顧問の定政由貴先生と田中真弓先生にお話を伺いました。

(全体練習)
定政先生が指揮棒を上げると、
ピリッとした緊張感が走る
 夏のコンクール一色の日々が終わると、間もなく9月に開催する定期演奏会の練習に突入です。この演奏会はほとんどの1年生にとって初めての、そして3年生はこれで引退となるラストステージ。「子どもたちを大きな舞台に立たせてあげたい」という保護者の方々の強い思いに支えられて、県劇のステージに立つことができています。
 全校生徒約960人の我が校で、吹奏楽部は人気の部活のひとつ。尾ノ上まつりや東区民まつりといった場でも演奏させていただいて、折に触れ音楽を愛する素地が地域にあるように感じています。
 曲の情景を思い描きながら、みんなで同じ物語を綴っていく。「今、どんな場面を想像しているか」といったディスカッションを繰り返し、それぞれが抱くイメージを統一していくことはとても大切なプロセスです。音楽は聴いてくださる方がいて成り立つもの。気持ちをひとつに、まさに息をあわせて、楽しんでもらえる演奏を目指しています。
(パート練習)
パートごとの練習。息が合わなければ何度も納得のいくまでやり直す


 部活では、生徒たち一人ひとりに役割があります。持ち前の素直さにくわえ、小さな仕事も率先して行う意欲を育み、部活以外の場面でも心配り、気配りができる人に育ってほしいですね。


熊本県立劇場広報誌「ほわいえ」Vol.170より

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