今回は、熊本県芸術文化祭オープニングステージで、音楽と映像のコラボレーションに挑戦する熊本デザイン専門学校ビジュアルデザイン分野教務主任 児玉 守先生にお話を伺いました。
(授業風景)
曲中に登場する10枚の絵を
どう表現するか、アイデアを出し合う
「映像」は、人と人をつなぐコミュニケーションの一つ。メディア映像デザイン学科では、映像制作のノウハウを学び、即戦力となる人材育成に取り組んでいます。昨年は、熊本県芸術文化祭「熊本能三昧」の舞台美術を建築・インテリアデザイン科の学生が手掛けさせていただき、伝統芸能に携わる皆さまの懐の深さに感銘を受けました。
今年度のオープニングステージの見どころのひとつは「展覧会の絵」。県内の高校生が結成したバンドの演奏とプロジェクションマッピングの競演です。コンサートホールほどの大きな対象への投影、30分以上の大作は初めてのことで、大役を担う責任と誇りを胸にやり遂げようと2年生16人で意気込んでいます。
(アナリーゼ風景)
アナリーゼでピアニスト・中川賢一さんから曲の説明を熱心に聞く
ビジュアルを曲と同期させ、どう展開するかが最大の難関ですね。みんなでイメージを共有するために、伊藤康英さんが構成された歌詞を読みこんだり、楽曲を分析するアナリーゼに参加させてもらったりしました。実際に投影する会場で学ばせてもらい、きりりと表情も引き締まったようです。コンセプトワークでは、学生たちの自由な発想が飛び交い、仕上がりが楽しみです。あくまでも主役は楽曲。音と映像の融合にどうぞご期待ください。
熊本県立劇場広報誌「ほわいえ」Vol.169より
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