熊本市立帯山西小学校
県劇つながる学校
 今回は、「第82回NHK全国学校音楽コンクール」を控え、学校や県立劇場で練習に励む、熊本市立帯山西小学校合唱部顧問 麻生いずみ先生にお話を伺いました。

課題曲「地球をつつむ歌声」を
のびのびと歌う子どもたち。
 少し“背伸び”している4年生、その“背伸び”がちょうどよくなった5年生、引っ張る6年生…30名の部員はまるで家族のようです。
合唱は「体が楽器」。感情や体調がダイレクトに歌声に表れるので、児童たちがいい状態で歌えるように気を配っています。また、歌詞の意味を理解し、語りかけるような言葉の抑揚、イントネーションを大切に指導してきました。
コンクール前には、本番の雰囲気を少しでも味わってほしいと、会場になる県立劇場の一室を利用するようになりました。送迎をしてくださったり、飲み物を用意してくださったり、保護者の方の心強いサポートを受けて活動しています。
今回のコンクール課題曲のテーマは“平和”。平和が当たり前という時代に育った子どもたちに理解してもらうため、平和に関する本を読んでもらいました。「みんな一緒に歌えることは平和なんだ」。そう心から思い歌うことで聴く人の心に響く歌になるよう、練習に励みたいと思います。
校舎正面には、校訓が大きく書かれている。
 今年定年を迎える今も、子どもたちから教えてもらうことばかり。生きる力、栄養をもらっています。歌は一生もの。ずっと歌い続けていってもらいたいですね。


熊本県立劇場広報誌「ほわいえ」Vol.168より

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