和水町立神尾小学校
県劇つながる学校
 コンサートや施設見学にお越しいただいたり、芸術家を派遣するアウトリーチ事業でうかがったりと、県立劇場と深く“つながる”学校をご紹介します。今回は、2月27日に演劇のアウトリーチ事業を開催した、和水町立神尾小学校・濱友彦校長先生にお話をお伺いしました。

閉校式典での発表の感想をアウトリーチの指導者と話し合う子どもたち
 今年度は5年生と6年生が演劇のアウトリーチ事業に参加しており、今日(2月27日)は3回目の開催です。5年生は環境学習のために訪れた水俣で水俣病について学んだことを、6年生は長崎への修学旅行で語り部の方から聞いた原爆の話を、それぞれ劇仕立てで発表することに挑戦しました。アウトリーチの講師の方々にはいくつかの場面を子どもたちと一緒に考えていただいたほか、仕上げの際も見ていただき、演じ方などにアドバイスをいただきました。
 本校は全児童数を合わせても61人という小規模校です。人数が少ないことは一人一人に目が行き届く反面、自分を主張する場面は少なくなりがちです。自分を表現することの大切さは分かっていても普段その機会が少ない子どもたちにとって、たくさんの人を前にして大声で発表したり、体全体を使って表現したりすることは、貴重な経験となったことでしょう。
明治7年の創立以来、地域の人々に愛され続けてきた「和水町立神尾小学校」
 本校は今年度いっぱいで140年の歴史に幕を閉じ、町内に新設される小学校に統合されます。先日行われた閉校式典では約400人のお客さまを前にして、子どもたちは立派に劇を演じ切りました。アウトリーチ事業で学んだ自分を表現する方法を、新しい学校でも存分に発揮してほしいと思います。


熊本県立劇場広報誌「ほわいえ」Vol.156より

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