熊本市立田迎西小学校
県劇つながる学校
 コンサートや施設見学にお越しいただいたり、芸術家を派遣するアウトリーチ事業でうかがったりと、県立劇場と深く“つながる”学校をご紹介します。今回は、1月29日にアウトリーチ事業「邦楽学校鑑賞会」を開催した、熊本市立田迎西小学校・伊佐公一先生にお話をお伺いしました。

 田迎西小学校は本年度開校したばかりの新しい学校です。まだ邦楽器やDVD機器が十分ではなく、「春の海」を学習してもCDだけでは、邦楽器の奏法やその雰囲気を子どもたちに伝えることができないでいました。
「邦楽器を間近に見ながら奏者の呼吸や空気感を感じるとともに、奏者の思いや意図を感じとってほしい」との私たちの願いに、奏者の皆さんも、思いを一つに応えて頂き、6年生2クラスに演奏を披露してくださいました。邦楽をこんなに近くで聴く機会を得た子どもたち…その美しい演奏を肌で感じ、菊央雄司さんの分かりやすい紙芝居と軽妙なおしゃべりも相まって、地歌を含めた邦楽を、より身近なものととらえることができたようです。
そして子どもたちが取り組んだ「木星」を箏で演奏。この“思いがけないプレゼント”からも、その音色の美しさに魅了されたようでした。
 
 子どもたちに身につけてもらいたいのは“読譜力”。補助輪をつけずに自転車に乗れるのと同様、譜面を自力で読むことができる“音楽の自立”を目指しています。また邦楽においては、日本の文化と歴史、そして先人の営みを感じ取ることができます。将来は日本の“粋”や“美”など、我が国の魅力を語れる人になってほしいですね。


熊本県立劇場広報誌「ほわいえ」Vol.155より

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