コンサートや施設見学にお越しいただいたり、芸術家を派遣するアウトリーチ事業でうかがったりと、県立劇場と深く“つながる”学校をご紹介します。今回は、県立劇場のコーディネートで柏木陽さん(演劇家、“演劇百貨店”店長)、片岡祐介さん(打楽器奏者)、米内山陽子さん(舞台手話通訳、演出家)を迎えてのアウトリーチ事業を実施した、熊本聾学校・小学部4年生担任の堤雅子先生にお話をお伺いしました。
1〜6年生約20人が参加したワークショップでは、即興演奏に子どもたちも飛び入り参加
11月19日は、9月に続き2回目のワークショップでした。音楽の要素をたくさん取り入れたワークショップということで、1回目の時は子どもたちも少し身構えていたようでしたが、子どもたちの気持ちをほぐして、どんどん表現したいという欲求を引き出してくださったので、最後は皆で輪になって踊るなど、とても楽しい時間となりました。今回は全員、最初からとても楽しみに待っていたようです。
本校では週に1時間、音楽の授業を設けています。打楽器を用いるなどしたリズム中心の授業ですが、中には歌を楽しむ子もいます。聴覚のレベルは様々ですが、共通して大事にしているのは、身体を使うことで音楽を感じ、音楽を楽しむということです。
心豊かな誇り高い人材を育成するため、人と関わって生きていく力を育む「県立熊本聾学校」
本校での学校生活の中で、子どもたちには様々なコミュニケーションの手段を身に付け、そして、いろんなものに触れて楽しみをいっぱい見つけてほしい。学校はそのきっかけを与える場となるよう、体験学習に力を入れています。大豆を育ててみそを作ったり、普段乗ることの少ない電車に乗って出掛けてみたりなど、さまざまな体験を基に子どもたちが世界を広げ、いろいろな方法で自分自身を表現できる人になっていくことを願っています。
熊本県立劇場広報誌「ほわいえ」Vol.153より
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