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福田
繁雄氏は東京に生まれ、東京芸大美術学部図案科を卒業後、日本万国博の公式ポスターや札幌オリンピック冬季大会の参加メダル制作など、日本を代表するグラフィックデザイナーとして活躍。その福田氏にシンボルマークの制作を依頼したのは、当時の熊本県立劇場の館長
鈴木 健二氏でした。
「文化を創るのは、私たち一人ひとりの<心>」だと感じた福田氏は、<人>をデザインのモチーフに、喜びあふれた人々の笑顔を直線で構成。全体は日本の伝統紋様である「市松」を基本に、コンサートホールと演劇ホールをネガとポジの視覚変化で表わしました。深い知性をイメージさせる温かいウルトラマリン系ブルーの笑顔に囲まれた白い笑顔を合わせると、「九州」の九つになります。そして、末広がり構造を持つ九州の地形で、無限に広がる芸術文化に対する県民の意志を象徴させたデザインです。
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