県劇を飾る

 
   
 
  vol.8    
      「熊本女子大学跡 記念碑」
第五代熊本県知事 福島 譲二 書
 
           
      熊本県立劇場の裏玄関を出た右手の緑地帯に、「熊本女子大学跡」と彫られた記念碑が建てられています。文字は、第五代県知事の福島譲二氏の筆によるものです。  
             
         
 
 熊本県立劇場の敷地は、かつて熊本女子大学(現・熊本県立大学)のキャンパスでした。それを記念して、同窓会の「紫苑会」は平成9年に《熊本女子大学跡》の記念碑を熊本県立劇場の敷地内に建立しました。御影石のバラ色が、周りの緑に映えています。
 熊本女子大学は、昭和22年に熊本城二の丸に創設された熊本県立女子専門学校を前身として、24年に4年制大学となりました。翌25年には、大江の現・熊本県立劇場敷地に移転し、現在の月出に移転する55年までに約5,000名の卒業生を世に送り出したことが、記念碑の裏に書かれています。
 平成6年に男女共学化と共に名称を熊本県立大学に変更。18年には公立大学法人へ移行し、卒業生は今では14,000名を越えています。

 
     


熊本県立劇場広報誌「ほわいえ」Vol.116より


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