県劇を飾る

1981年制作/2005年熊本県立劇場設置
(熊本全日空ホテル ニュースカイ所蔵)
 
   
 
  vol.6      
      「人類の行進 MARCHA DA HUMANIDATE」
マナブ 間部 作
   
             
      熊本県立劇場のモールに掛けられている横長の巨大な絵画。
熊本県宇土郡不知火町(現・宇城市)出身で、ブラジルを代表する抽象画家、マナブ間部氏の作品です。
 
             
         
 
 1983年、熊本市のニュースカイホテルに25階建ての東館が増設された時、ロビーの壁面に収まるように描かれたのがこの絵画。大胆な色面と繊細な線で描かれた、マナブ間部(1924〜1997)画伯の傑作の一つです。2005年のホテル改修時に、熊本県立劇場に無償で貸し出されました。
この絵に添えられた画伯の言葉が、作品に込められた想いを十分に伝えています。「私は土が好きだ。(中略)大地に生きる者の強さ、何千年の歴史を地球に刻んできた人類の行進。太陽と月と星、朝と昼と夜、光があり闇がある。そして我らはより良く生きるため文化を目指して行進する。そんな勝手なことを考えながら、この作品を制作した。」

(資料提供:熊本県立美術館)
 
 
     


熊本県立劇場広報誌「ほわいえ」Vol.114より


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