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京都生まれの彫刻家、堀内正和(1911〜2001)は、18歳で二科会に初入選。東京高等工芸学校(現・千葉大学工学部)工芸彫刻部を中退して、二科会の研究所「番衆技塾」に学びました。しかし、旧来の彫刻造形に疑問を抱き孤独な試作を続けたのち、1963年に第6回高村光太郎賞を受賞。1969年には第1回現代国際彫刻展大賞を受賞。長期間、京都市立芸術大学の彫刻の教授も務めています。設計図を描いて工房に発注する発注芸術の先駆者ですが、他の彫刻家と違い、設計図を描く前にまずマケット(紙模型)を制作して、立方体からバリエーションを創り出し、気に入った造形を設計図に起こすのが彼の特徴です。知的でユーモアに富んだその作品は、国際的にも高い評価を受けています。
(資料提供:熊本県立美術館)
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