もう、ビデオにもなってる映画、『ラヴ ジョーンズ』や『スラム』などで、もしかしたら観てる人もいるかもしれない。ポエトリーリーディング。もとは遠くギリシャ時代から、詩の朗読というのはあるみたいだけれど、ここ数年、日本でも一部の人たちの間で、そのスタイルは始まってるらしい。本当は、日本には和歌や俳句というすごいスタイルがあるけれども。
さて、昨今のポエトリーリーディングには、大別すると2つのタイプがあるようだ。
ひとつは、ビートニク世代の流れをくんだ詩の朗読タイプ。そして、ポエトリースラムと呼ばれる、もともと、たしかシカゴの黒人たちの間ではじまったスタイル。ポエトリースラムは「言葉」そのものが大事な「要素」で、話し言葉の詩に伴奏がついたスタイル。そのあとは、どんなものとも結びついていくけれど、ラップとも違う、音楽とも違う、演劇とも違う、そして朗読とも違う。そこから先は、やる人そのものが問題になってくる、そんな自由なスタイルの表現方法だ。『スラム』という映画に出てたソウルウイリアムズが今、一部では有名になっている。東京に彼が来た時に行われたポエトリーのイヴェントにはドラゴンアッシュの古谷クンも来ていたらしい。
ポエトリーリーディングにまつわる、ちょっとステキな話がある。ブルックリンに住むジャズドラマーの友達が教えてくれた。 |