第91回 「ベーゼンドルファー試弾の巻」 [2004.5.25]
 突然ですがベーゼンドルファーというピアノご存知ですか?あのスタンウェイと並び世界の名器といわれている(らしい?)オーストリアのブランドです。〈もちろん私も受け売りです…〉

 先日、このピアノを弾いてみる機会がありました。実はバックナンバー第19回、20回に出てくるピアノ発表会を主催した楽器店の社長さんから、案内状が届きました。「ピアノが語る、演奏者へのヒント」《ピアノセミナー&コンサート》という、ちょっと変わった催しの案内でした。ベーゼンドルファーインペリアルという、フルコンサートタイプが入っているホールで、ベーゼンドルファーの技術者によるピアノの構造や音についてのセミナー〈第1部〉と、その後ピアノとチェロのコンサート〈第2部〉があるというのです。
 第1部のセミナーは「ピアノの音をどう捉えるか」「木の楽器・ピアノの音色が織り上げられるイメージ」「ペダルの活用」「空間の作用」…などのプログラムで、私はコンサートよりこちらに興味がそそられました。気が付くと、封筒の中に紙がもう一枚。「ベーゼンドルファー特別試弾会のご案内」。ほほう、ベーゼンドルファーを弾かせてもらえるのか…。ちょっと気持ちが動きます。でも、よく見ると、そのホールのピアノじゃなくて、楽器店の方に試弾用のピアノを用意するということらしい。そりゃそうか。まさかホールのステージで試弾、ってことはないか。

 …という訳で、このセミナー&コンサートの日の昼間、その楽器店に寄ってみました。店に入ると久しぶりに会う、くだんの社長さん。置いてあったベーゼンドルファーはModel170といって長さが170cmの小さなタイプ。ヤマハで言えばC2Lとほぼ同じサイズですね。社長からベーゼンドルファーの特徴などを聞いていたら中年男性のお客さんが入ってきました。社長の知り合いらしく、どうも音楽〈楽器〉業界関係者か。やたらピアノに詳しくて、社長と一緒になって私にピアノの音の出方などを解説し始めました。私は「へえ…」「ほほう…」とうなずきながら神妙に拝聴です。そのうち社長が「じゃ、どうぞ弾いてみてください」と私に勧めます。こんなピアノの専門家みたいな人の目の前で弾くのもテレくさいなあ、と思いつつ、でもここで変にテレたり遠慮したりすると、このまま弾くタイミング逃がしそうだなあ、という気もして、無理にポーカーフェイスを装いながらエイヤッとピアノの前に座りました。
 「俺、何しに来たんだろう?こんな人の前で恥かきに来たんじゃないんだけどなあ」と、ちょっぴり自分の境遇をくやみます。で、こんな時はまともに曲を弾き始めていきなりトチったり実力見透かされたりするより、テキト〜に音を流してごまかすに限る。テキト〜だったらまかせてちょうだい!循環コードを回しながらテキト〜にフレーズ入れてみたり、華麗なるアルペジオをからめてみたり、鍵盤の左端から右端まで、しばらくテキト〜に遊んでみました。

 オット、何の話だっけ。ちょっと自意識過剰じゃないの?ベーゼンドルファーの話をしなくっちゃ。
 実は弾いてみてビックリ!この小さなサイズ〈170cm〉からは想像も出来ない音が鳴るじゃありませんか!(と言っても私、スタンウェイなんてのも弾いたことは無いし比較のしようも無いんですが…)音のツブがしっかりしていてボリュームが感あり、軽すぎず、重すぎず、弾いていて実に気持ちいい音です。あまりキンキン鳴る音は好きでない〈かと言ってモタッとこもった音はもっときらいな〉私にはフィーリングが合いそうです。横に某国産メーカーの同サイズのピアノもあったので、これも弾き比べてみたら、その差、一目瞭然。こっちは何だかおもちゃの様な音に聞こえました。サイズもコンパクトだし、これ、いいなあと思って、ふと価格表を見たら…目が点になってしまいました!このサイズで、ナント7,560,000円!!!一体どんな人が買うんだろう???
 試弾会もいいけど、あんまりいい音知っちゃうと、我が家のピアノがみすぼらしく見えて困るよなぁ…。

 という訳で、なかなかピアノセミナーまで行き着きませんね。セミナーも、なるほど、という話がいっぱいで楽しめました。次回、うまく原稿がまとまりそうだったら載せてみますね。では、また。
(続く→毎週火曜日更新)

an弾手(andante)

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 随時、このコラムの中で取り上げてみようと思います。このコラムはコード奏者超初心者から中級の入口位の方を想定していますので、その範囲ならどんな内容でも結構です。メールお待ちしています!
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an弾手(andante)

ちょっと、ひと言。
 ホタルコンサート。何ともいい響きですね。新聞の地方欄に、そんな小さな記事を見つけて行ってみました。
 市街地から車で10分。こんな近くに…と思うところにそのホタルの里はありました。駐車場に車を停めて小川の横の道を辿ると、やがて道端に竹で組んだ小さなステージが。まだ時間が早いせいか人影もまばらで、どう見ても「コンサート会場」には見えません。
 やがて、夕暮れとともに三々五々人が集まり始めました。ステージの周りや道端には青竹に模様の穴をくりぬき、中にろうそくを入れた「竹ちょうちん」。これにひとつひとつ火が灯されていよいよコンサートの開始です。電気仕掛けの音響機材は一切使わず、ギター、バイオリン、二胡、ヴォーカルという、不思議な編成の完全「生」演奏。竹ちょうちんのほのかな灯りの外に広がる暗闇に、アコースティックの優しい音色が吸い込まれていきます。
 小川のほうを振り返ると、両岸の草むらにいつの間にかポーッ、ポーッと青白い光が…。やがて、その数は見る見る増えて、光の乱舞に変わっていきました。こんなの見るの、何十年ぶりだろう!
 見上げると空の端に切れるような三日月。頭の上には、満天の星がホタルの残像を映してまたたいていました…。
−an 弾手−


第92回 「ベーゼンドルファー ピアノセミナーの巻(1)」 [2004.6.1]
 さて、先週に続き、今週はピアノセミナーで聞いたベーゼンドルファー技術者による「ピアノの音の秘密」、その受け売り話(^^; です。
 
 今回初めて、あるいは久し振りにこのコラムを読まれる方のためにちょっとご説明しますと、ベーゼンドルファーとは、あの有名なスタンウェイと並び世界の名器と言われるオーストリアのピアノです。ただ、スタンウェイほど知られていないのは、その製造台数が余りにも少なく、(年間500台。ちなみにスタンウェイ4,100台、ヤマハは60,000台)ほとんど聴く機会も弾く機会も無いのが大きな理由だと思われます。
 そのベーゼンドルファーを楽器店の店頭で弾かせてもらった私は、今度はセミナー&コンサート会場の文化センターに向いました。

 開場時間より早く着き過ぎてなんと一番乗り。それでは、と前から3列目あたりのピアノが良く見えそうな特等席に陣取りました。
 セミナーでは、色々な実験を交えながらの興味深い話を聴くことが出来ました。その一部をご紹介しましょう。
(なお、セミナーからだいぶ日にちが経っているため私の記憶力、理解力の問題、それに時間の経過でかなり話がねじ曲げられている可能性があることをあらかじめご了承くださいませ。)

●ピアノの音が鳴る仕組み。
 ピアノの音は、どうして鳴るの?
そりゃ、ハンマーが弦をたたいて、その振動が響板に共鳴するから鳴るんだろ?って、単純に思ってました。まあ、大筋ではその通りなんですが、実際は目に見えないところでとても複雑なことが、起こっているんですね。
 まず、ピアノのハンマーの音ってどんな音?という実験。
弦の振動を押さえて鍵盤をたたいてみると、ハンマーが弦をたたく音が、「ガツッ!」とします。相当大きな、汚い音です。実際にピアノを演奏している時もこの音がしているらしいのですが、弦の音に隠れて全く気になりません。でも、このガツッ!という打撃音も、ピアノの音をピアノらしくしている重要な要素らしいのです。試しに、弦をハンマーでたたかず指ではじいてみると、結構大きな音は出ますが、全くピアノの音らしくありません。(ハープや琴の音に近い)ピアノがピアノらしい音を出すには、まず、ハンマーでたたく、というところが重要みたいです。
次にハンマーでたたかれた弦は一瞬ひずみ、その振動が弦を伝わり弦の両端で反射しながら何度も往復します。そして、その波がお互いに干渉しあって複雑な音色になっていきます。

 さて、その次がいよいよ響板の登場です。弦の振動が響板に伝えられ、一気に大きな音に増幅されます。この響板には音の伝導性に優れたフィヒテという木材が使われているそうです。(どのメーカーも)
 この響板の威力を試す実験がありました。
小さなゼンマイ式のオルゴールの機械部分を取り出し、空中に掲げて鳴らしてみます。広いコンサートホールでは、前から3列目の私でも、ほとんど聞き取れないくらいの小さな音です。これを今度はピアノの響板の上に載せてみると、突然、ホールいっぱいに聞こえるほどの大きな音になって、びっくりです。

 さて、いよいよここから先、もっとびっくりするベーゼンドルファーの秘密が明かされていきますが、少々長くなるので続きは次回ということで。
(続く→毎週火曜日更新)

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ちょっと、ひと言。
 一気に梅雨になりました。きのうは断続的に強い雨でした。仕事先の居酒屋さんで、「梅雨をブッ飛ばせキャンペーン」を始めることになりました。雨の日ご来店のお客さんには特製おつまみプレゼント!!大いに雨が降って、大いにお客さんが来てくれたら言う事なしです。
 でも、天気のいい日に来たお客さんには何も無いの?それじゃ悪いから天気の日にも何かサービスすることにしました。どんなサービスか?それはヒミツです。お天気屋のマスターが決めます。
 雨か、天気か、判断のつきかねる微妙な日はどうするか?その時はお客さんに決めてもらいます。
 梅雨明けまで、毎日がお天気ゲームです。
−an 弾手−


第93回 「ベーゼンドルファー ピアノセミナーの巻(2)」 [2004.6.8]
 今週もベーゼンドルファーピアノセミナーの続きです。
前回の話は、ピアノのハンマーが弦をたたくと「ガツッ」と大きな汚い音がすること、ピアノの音がピアノの音らしく聞こえるためには、このハンマーの打撃音も重要な要素の一つであること、そして、響板が弦のかすかな音を、広いコンサートホールいっぱいに聞こえるほどの大きな音に増幅してくれること、などの話でした。
 さて、今週は…

●20トンの力に耐える頑丈さと、ピアニシモの音に反応する繊細さの両立
 ピアノには、鋼鉄のピアノ線が強い力で張ってあります。その張力の合計は20トン以上になるそうです。この大きな張力を鉄のフレーム、木の支柱、支柱枠、そして一番外側のケースが支えています。強い構造にするために、一般のピアノはカエデなどの重くて硬い木材を何層も張り合わせ(積層)して造られています。
 ところがベーゼンドルファーではこの支柱、支柱枠、ケースまでも豊かな音を編み出すための響板の延長と考え、響板と同じフィヒテ材を使ってあるらしいのです。ケースの構造も、一般のピアノが積層材を強い力で曲げて造るのに対し、ベーゼンドルファーではフィヒテの一枚板の内側に沢山のスリットを入れて優しく曲げていきます。このため、木材に曲げのストレスが掛からず、音が自然に響くのだとか。
 ここで、先週も登場したオルゴールの実験。
響版にオルゴールを載せて音が響くのは何となくイメージできるとして、今度は、同じオルゴールをピアノの裏の支柱や外側のケースに当ててみると…。これも響板の時と同じようにコンサートホールいっぱいに音が響きました。ピアノ、という木の楽器全体が音に響き合い、複雑に干渉しあって豊かな音色を織り上げていく、というイメージですね。
(なぁ〜んて、まさにベーゼンドルファーの回し者、といった口調になっちゃてる!でも、聞いてきたことを多少感情を込めてお伝えしているだけですので、あしからず。)

●ピアノの音は我々の耳に、どうやって届いているのか
 ここから先は、ベーゼンドルファーに限らず、ピアノ全般に共通する話です。
ピアノの音、といってもピアノから発生する音だけ考えても片手落ちなんです。実際は空気の振動が人の耳に届いて始めて「音」として認識されるわけで、ピアノから耳までの音の経路が重要になります。ピアノの音がピアノから直接耳に届くのを直接音、どこかに反射して耳に届くのを間接音といいます。実際はこの両方の音を微妙な時間のずれとともに聴いているわけです。
 私はこの話を聞いて、日頃不思議に思っていたことの一つの謎が解けました。
それはピアノバーなどで人が弾いているのをこちらの席で聴いている時と、自分がピアノの前に座って弾く時で音がかなり違って聞こえるという謎です。大体、自分が弾く時のほうが音が汚く、あまり響きません。客席にちゃんと聴こえてるのかなって、不安になることもあります。もちろん演奏技術の差、というのはあるにしても、この直接音と間接音の違いもあるのかなって思います。ピアニストはほとんど目の前で鳴っている弦の音を中心に聞いています。聴衆はピアノの直接音と部屋の床、壁、天井に反射した間接音をミックスして聞いています。きっとその方が豊かな響きになるんじゃないかなあ。そうそう、そう言えば調律の狂っているピアノも、自分で弾いてみるとすごく良く分かるけど、人が弾いているのを離れて聞いているとあまりよく分からないんですよね。これも関係あるのかな。

 という訳で、なんだか尻切れトンボになってしまいましたがピアノセミナーの話、この辺にしときましょう。もっといろいろ面白い話(例えば普通88鍵なのに97鍵あるピアノとか、ピアノでパイプオルガンの音を出す話とか、ハーフペダルの話とか…)もありましたがこんな受け売り話ばっかりしていてもしょうがないので。来週は、また身近な話題でも。
(続く→毎週火曜日更新)

an弾手(andante)

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ちょっと、ひと言。
 読者の皆様! an弾手に愛の手を!
 第88回のこの欄で、Q&Aコーナー(ご質問)大募集!!の告知を書いて、その後継続募集をしておりますが、なかなか皆様、敷居が高いのかメールの方に質問が来ません。(掲示板にはご質問を書いて頂いてますので、今度取り上げてみますが・・・)
 改めて「質問!」なんて言うと構えちゃいますよね。どうせ大したご返事はできないと思いますので、どうぞ気軽に、世間話のような感じでメールくださ〜い!皆様からのメールをコラムのネタに使おうという、an弾手の下心が見え見えではありますが(^^;
 どうか、この企画がカラ振りに終わらないように、皆様からの義理の(あ、いえ、愛の!)ご質問メール、お待ちしておりま〜す!
−an 弾手−


第94回 「Q&Aコーナー」(その3) いちご白書をもう一度 [2004.6.15]
 今回は福岡にお住まいのそらまめさん(60歳代、女性)からのご質問です。

こんにちは。。。ご無沙汰しています。コラム・・・そして、掲示板2〜3日まとめては楽しみに読ませて頂いております。
皆さんお上手な方ばかり・・・割り込むにはチョット勇気がいります。
えっちらおっちら始めました私の、幼稚な質問を聞いていただけますか? チョット恥ずかしいのですけれど・・・
今、手元にありました本の中から「いちご白書」をもう一度を練習しています。
好きな曲です。
コードのAmのところを・・・ラミラドミ・・・と弾き、次に・・Emをミシミソシ・・・と言う風に弾いています。
最初は、ラミラ・・・だけにしておりましたが、間が持ちませんので、ラミララミラ ・・・と、又・・・ラミラミラミと弾きましたら単純過ぎて面白くない。
それで、勝手にあれこれ弾いて見ましたらチョット楽しくなり・・・です。
このような弾き方で宜しいのでしょうか?(書くの、やめようかな?と、思いながら書いてます)宜しくお願いします。恥ずかしいなあ。。。

********************

 「いちご白書」をもう一度、って懐かしいですね。でもこれ知っている人は40代後半ぐらいからでしょうかね(笑)
 そらまめさん、すばらしいですね。そうやって自分で色々と音を探しながら工夫していくのがコード奏法の醍醐味ですよね。やってると段々面白くなってくるでしょう?もうちょっとこうしてみよう…なんて。
 私も弾いてみました。コード奏法にはこれっていう正解は無いんですが、私は何となく
Am ラミドララミラ
Emミシソミミシ
というパターンがしっくりきそうな気がしました。
ちょっと譜面に書いてみようかと思ったんですが、またまた著作権とかの問題がよく分からなくて…。
そこで、コード進行と左手のみ書いてみます。(これだったらいいんじゃ?)
ご面倒ですがメロディー部分は是非お手元の楽譜を重ね合わせて見てください。

Esus4→E7というコード進行がありますが、この進行はよく出てくるパターンです。
sus4とはメジャーコードの第3音が半音上っているコードです。つまり、Esus4ではEの第3音(G♯)が半音上ってAになっています。この響きは非常に宙ぶらりんで、早くもとのG♯にもどりた〜い!という感じがします。そこでEsus4→E(つまり第3音がA→G♯)と進むとほっと安心するわけです。

 最初の譜例ではこの感じを高音部のシ→ラ(A)→ソ♯(G♯)という動きで表現してみました。ソ♯(G♯)の下にレ(D)が入っているのはセブンスの音です。(ここの所は右手で弾きます)
「いちご白書」をもう一度、の楽譜をお持ちの方は、是非、弾いてみて下さい。
(続く→毎週火曜日更新)

an弾手(andante)

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ちょっと、ひと言。
 今、私の身の回りではちょっとしたオリンピックブームです。アテネ五輪陸上男子短距離の末續選手、熊本出身なんですよね。だから、何だ?って言われるとそれまでなんですが・・・。先日は出身の九州学院高校同窓会主催の壮行会が熊本市内のホテルで開かれ、熊本市長をはじめ市の偉い人達が沢山応援にかけつけたとか。本人は非常に気さくな人らしいですが、今ではボディガードが周りを固めて、なかなか話し掛けるのも難しいとか。実は私も仕事の関係で少し相談したいことがあったんですが、やっぱりミズノ本社の広報を通さないといけないみたいで。まあ、オリンピックが終わるまでは大変です。いい成績、楽しみにしています。
−an 弾手−


第95回 「Q&Aコーナー」(その4) E♭dim? [2004.6.22]
 またまたご質問いただきました!お陰さまで、なんかイイカンジになってきました。ありがとうございます!
 今回は横浜にお住まいの松尾さん(69歳、男性)からのご質問です。

『an弾手 さま
いつも「ピアノ奮戦記バックナンバー」を楽しく勉強させて頂いております。
ピアノを弾き始めて(習い始めて)2年弱になります。まだ到底納得できるような域
には程遠いのですが、いずれ何処かで誰かに聞いてもらおうと思っています。
「永遠のポップス」1に"I left my heart in San Francisco"があり、解読しなけ
ればならないコードが21ほどあります。
その中で、"Eflat dim"があります。「左手のコード・フォーム」を使用していますが、
これが見つかりません。他に表現方法がありますでしょうか?
草々、松尾』
********************
 松尾さんがおっしゃっているのは全音楽譜出版社の「永遠のポップス」(1)という曲集ですね。お持ちの方は92ページを開けてください。邦題は「想い出のサンフランシスコ」です。
 さて、お尋ねの内容は、E♭dimのコードの押さえ方についてでしょうか?
「左手のコード・フォーム」を使用しています~とありますがコード・フォームが一覧になった本のことでしょうか?確かに世の中にはコード・フォームを集めた本が沢山あります。でも、私がいつも疑問に思うのは、こんなコード・フォーム集が果たして実用になるのかなあ、ということです。確かに字引きみたいに何かの時に確認するにはいいんでしょうが、実際にはほとんど転回して使うわけだし、音を省略することもあるし、あのフォーム集通りに押さえることは、あんまり無いんじゃないでしょうか?それにあの手のフォーム集にはコードがどっさりありすぎて、見ただけでも圧倒されそうな気がしませんか?
それよりもコードの仕組みを理解して、自分でコードを作るほうが、ずっと実用的な気がします。コードの仕組みが分かっていれば転回形も音の省略も、なんなく出来るはずです。
 それではE♭dimを自分で作ってみましょう。まず、dimコードの仕組みです。
dimコードは構成音が全て1音半の間隔で積み重なっているコードです。(1音半とは半音が3つということです。)例えばド(C)の音から始めてみましょう。白鍵、黒鍵含めて隣同士の鍵盤が半音ですから、順番に半音3つ数えていくと次の図のようになりますね。

ド(C)からスタートして、1オクターブ上のド(C)に行き着きますから、後はこの繰り返しです。
そこで、ご質問のE♭dimですが、コードの基本中の基本はアルファベット大文字がルートであるということですから、この場合はルートがE♭。上の鍵盤図を見るとE♭の鍵盤にも○が付いてますよね。ですからこの図はE♭dimのフォームにもなっています。
 アレッ?さっきド(C)から始めたはずなのに?
そうです。dimは全ての音が1音半の間隔で並んでいるため構成音のうちどの音をルートにしても全く同じ形になるのです。上の図でどの構成音をルートにするか決めるだけでCdim  E♭dim(D♯dim)  F♯dim(G♭dim)  Adimの4つ(コードネーム的には6つ)のコードになります。
 ついでにレ(D)からスタートするdimとミ(E)からスタートするdimの図を書いてみます。
この図―1、図―2、図―3の3つを合わせてみると、全ての鍵盤に○が付いていることに気付きませんか?そうです。dimコードはこの3つのパターンで全て網羅されているのです。後はルートを自分でどこにするか決めるだけで12種類のdimコードが出来ます。簡単でしょう?
 このようにコードはその仕組みを理解しておくと、目が回るようなコード・フォーム集を見なくても自分で簡単に作ることが出来ます。ただし、演奏中に「…1音半、1音半…」と数えているヒマはありませんから、この場合はこう使う、と普段から鍵盤の形、指の形を感覚的に覚えておきましょう!
 松尾さん、ありがとうございました。これで、お答えになったでしょうか?
それではまた、どんな小さな疑問でも結構ですので、皆様、どしどしご質問お寄せ下さい。お待ちしております!
(続く→毎週火曜日更新)

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ちょっと、ひと言。
 皆様に、お知らせがあります!!
この「an弾手のピアノ奮戦記」が出版(!)されることになりそうです。
自費出版ではないですよ。音楽関係の、某・大手出版社よりれっきとした全国メジャー出版なのです!(ちょっと興奮しています)
 ただ、タイトルは変わります。内容も読み物と言うより、ピアノ教本に近い形になりそうです。コード奏法初心者の方を対象に、簡単にカッコ良くソロ・ピアノを弾けるようになるための入門書、的な本です。参考曲(例題曲)も入れます。実は今、私の方で選曲中です。(何かご希望曲とかありましたらお知らせくださ〜い。まだ間に合うかもしれません)。こちらは著作権の問題は出版社が全部処理してくれるので安心です。
だんだん具体的になってきたら、また皆様にいち早くお知らせしますね〜。
…何だかワクワクしてくるなあ。
−an 弾手−


第96回 「100回感謝(!)特別号メッセージのお願い」 [2004.6.29]
 少し前に50回記念特別号をやったと思ってましたら、もういつの間にか96回になってしまいました。
 感謝です! 途中、皆さんからの叱咤激励のメールやカキコミが無かったら、多分挫折していたと思います。少し弱気になる度に色々な方から実にタイミングよく「ちゃんと読んでるから。もっと続けるように」と言うメールを寄せていただきました。それに、日を追うにつれて毎日のアクセス数が増えていくのも励みになりました。(現在1日600〜800アクセスです)
 もっとも、これはくまもと文化邑へのアクセスなので、私のコラムにどの程度来ていただいているのかは分かりませんが…。

という訳で、やっぱり節目節目には何かやりたいなあ、と思いまして…
100回目には、やっぱり100回感謝(!)特別号を出したいなあ、と。
そこで、またまた皆様にお願いでございます!

100回感謝(!)特別号に、皆様のメッセージをお寄せいただけませんでしょうか?

 50回の時のようにこのページに掲載させていただきたいと思います。なお、その際ご本名でいいか、ハンドルネームにするかを明記していただくと助かります。

 50回までは、私のピアノエピソードを中心に書いてきました。それ以降はアナ鼻ピアノとしてコード初心者の方むけにコードの話や演奏のヒントなど、技術的な話にシフトしてきました。ですから読者の皆さんの中にはだんだん面白くなくなってしまわれた方や、あるいは逆に興味を持って読んでいただいた方など、色々いらっしゃったかと思います。何しろ、私の乏しい知識と経験と想像力の範囲内で、冷や汗タラタラで書いてるものですから。
 さてさて、100回以降は…?と考えるとはなはだ怪しい限りです。でも、思えばこのコラムをスタートした時も、先の構想は10回分くらいしかなかったなあ。それが、書き始めてだんだん切羽詰ってくると、その先のアイデアがいつのまにか降ってくるんですよね。
 やっぱり、自信が無くてもまず始めてみる、やってみるっていうのが大切だなあ、と改めて思います。最初は小さな一歩でも、やってみるといつの間にかその先が見えてきたり、気付いたりすることがあるんですよね。先週お話した出版の話も、そんな事の1つかも知れません。

 …すみません。理屈っぽい話になってしまいました。今週は100回感謝(!)特別号へのメッセージのお願いでした。
 なお、文字数や内容などは一切制限ありません。ほんの一言でも長い文章でも構いません。何卒よろしくお願いいたしま〜す。
メッセージの送り先 piano-roman@kumamoto-bunkanokaze.com
(続く→毎週火曜日更新)

an弾手(andante)

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ちょっと、ひと言。
 今日(6月28日)は、朝から外回りで県庁にいました。本館、新館の2つのビルを13Fから2Fまで、ほとんど全フロア、全室歩き回って汗びっしょり。いやぁ、真夏です。梅雨はどこに行ったんだぁ〜?  何をしてたかって? いえ、時々、そういう仕事もあるんです。省エネ宣言とかで、冷房がほとんど効かない庁舎内。職員の方は半袖に開襟シャツで執務中。目をやると窓ガラスの外はギラギラした直射日光が、いかにも南国的なコントラストで輝いています。
 こんな日に、スーツにネクタイ決め込んで行く私が悪いのでしょうかね。息は切れるは、足はつってくるはで、散々でした。
 でも・・・。日が暮れて会社に帰って、自分のデスクにホッと座ってみると。久々に体を動かした充実感! サウナとアスレチッククラブに行ってきたと思えば、たまにはこんな仕事も、いいかも。
−an 弾手−


第97回 「Q&Aコーナー」(その5)
ビーマイナーフラットファイブ?
[2004.7.6]
 前々回に続き、今回も横浜の松尾さん(69歳、男性)からのご質問です。

*******************************************************
an弾手 さま
第54回。(発見3)のところです。
"つまり、コードを構成する音のうち、真中の音がルートから2音上にあるのがメ
ジャーコード、1音半上のあるのがマイナーコードです。メジャーとマイナーの違い
はこの半音の違いです。図ー2の各コード・・・確かめてください。(右手でいいで
すよ)"
は繰り返し読んで理解しております。その下の"ところで、・・・いるのです。"
がどうしても判りません。さらに、Bmというコードは本来(B+D+F#)ですが
とありますが、何故F#でしょうか? この辺から どうしてかな と思っておりま
す。
よろしくお願いします。草々、松尾
*******************************************************

なるほど。では分かりやすいように第54回のその部分をもう一度載せてみますね。


では少し説明してみましょう。
図2は、Key=C(いわゆるハ長調)のスケール(音階)の上に出来るコードを書いたものです。このように、あるスケール(音階)のそれぞれの音をルートにして、そのスケール(音階)に出てくる音だけを使って作ったコードのことをそのKeyのダイアトニックコードと言います。図―2のスケール(音階)はC(ハ長調)なので、出てくる音は全て白鍵です。(白鍵だけで、ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ド、って弾けますよね)
ですからここに出来るコード(ダイアトニックコード)は全て白鍵だけで出来ています。白鍵をひとつおきに重ねて弾くとうまい具合にメジャーコードやマイナーコードが勝手に出来てしまいます。でも、一つだけうまくいかないコードがあるんです。それがビーマイナーフラットファイブです。鍵盤図に書いてみましょう。

ん? どこがうまくいってないの?
ではそれを調べるために、この前後のAmとCのコードを比べて見ましょう。

一見同じに見えますがコードの構成音がそれぞれどれだけ離れているかを見てみましょう。鍵盤図で半音ずつ数えてみてください。

●まずAm
ルートと3度の間は? 半音が3つ(1音半)ですね。
ルートと5度の間は? 半音が7つ(3音半)ですね。

●C
ルートと3度の間は? 半音が4つ(2音)ですね。
ルートと5度の間は? 半音が7つ(3音半)ですね。

これで分かるようにルートと3度の間はマイナーが半音3つ、メジャーは半音4つ。この半音1つの差がマイナーとメジャーの違いでしたね。でもルートと5度の間はどちらも7つで同じです。これがコードの基本的な仕組みです。
では問題のビーマイナーフラットファイブです。

●Bm-5
ルートと3度の間は? 半音が3つで確かにマイナーコードです。
ルートと5度の間は? おっと、半音が6つしかない!
コードの仕組みに反してる!
本当なら、半音が7つですからルートから数えていくと5度はF♯になるはずでしょ?(鍵盤図で数えてみると分かりますよね)
でもここではKey=Cのダイアトニックコードなので、全部白鍵で作らなくちゃいけない。だから仕方なく5度がFの音になっちゃってF♯より半音下がっているんです。これを表現するためにコードネームに♭5とか-5とかをわざわざ付けてフラットファイブという言い方をしてあるのです。ただそれだけの事です。

こんな説明でよかったでしょうか?

ところで、今の説明で私は半音3つも4つも、あるいは6つも7つも、ひとくくりに3度とか5度とか言ってますが、本当は短3度、長3度、減5度、完全5度なんて正確な言い方があるみたいです。でも、ますます混乱しそうなのでこの辺はすっ飛ばしています。機会がありましたらぜひコード理論書などを読んでみてくださいね。とは言うものの、リアルタイムで演奏している時は、こんな呼び名なんか関係ないんだけどなあ…。
(続く→毎週火曜日更新)

an弾手(andante)

■100回感謝(!)特別号メッセージ募集中!
 
(詳しくは
第96回をご覧ください)
 メッセージの送り先 piano-roman@kumamoto-bunkanokaze.com

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ちょっと、ひと言。
 先日、県庁に行ったら1Fのロビーに七夕飾り。受付(案内嬢)のカウンターの横に大きな笹が立てられ、色とりどりの短冊が下がっていました。傍らの小さなテーブルに短冊の束とペンが置かれ「ご自由にお書きください」とあります。一瞬、気持ちが動きましたが、さすがにちょっと恥ずかしくて止めました(^^;
(an弾手らしくもない!…か)
明日(7月7日)、また県庁に行く機会があったら短冊に書かれた沢山のメッセージを見て来ようと思います。
願い事を笹に結んで天に祈る…。
セカセカと毎日が過ぎていく中で、そんな素朴な気持ちを一瞬でも思い出してみたいものです。
−an 弾手−


第98回 「エアポケット」 [2004.7.13]
 時々車で通る国道沿いに気になるものを見つけました。通りに面した全面ガラス張りの、一見ショールーム風。中に、ピアノが数台、並んでいるのが見えます。隣に大きな倉庫があって、「○○運送」の看板。「ああ、そうか!」と合点がいきました。その運送会社、ここ地元ではピアノ引越しで有名な運送会社です。おそらく引越し等で下取りしたピアノを再生して販売してるのかな、という想像がつきます。今のところ、自分で中古ピアノを買う予定は無いのですが、でも、何となく、前を通るたびにチラチラと横目で眺めては気になるのです。
 先日、仕事の途中に前を通りかかった時、思い切って寄ってみました。駐車場に車を停めて玄関へ向います。大きなガラスのドアを押して入ると、ホールにいきなりフルコンサートのでかいピアノがどーんと大屋根を広げてお出迎えです。
そこから先は土足禁止らしく、スリッパが並んでいます。それも、かわいい動物の人形が付いた子供用が10足ほど。なぜか大人用は1足だけです。
…でも…シンとして、ひと気がありません。
「あれ、入ってよかったのかなあ?」
と戸惑いながら見回すと、壁際に電話が。
「御用の方はこちらでお呼びください。」
とあります。
受話器をとって内線を押したら奥から若い女性が1人出てきました。
「あの…。ちょっと前を通りかかったので寄ってみたんですけど…。少し見せていただいてよろしいですか?」
 スーツにネクタイの中年おじさんがこんな平日の昼間、アポなしでふらっと訪ねてくるのもなんか怪しそうだなあ、と、思われてるんじゃないかなあ、なんて、勝手に想像したくなるような、妙な気配が漂います。その女性も接客係というより、身なりからしてもピアノの技術者っぽい。一応、「どうぞ」とは言ってくれたんですが、特に中を案内してくれそうな様子でもなく、一瞬、気まずい空気が流れます。仕方なく、
「こちらの方、見せてもらっていいですか?」
と言いながら、勝手に中へ入っていきました。
中は、外から見て想像していたよりずっと広くて、奥のほうまでピアノが数十台ずらっと並んでいます。中には調整中なのか前面のパネルを全部はずしたアップライトピアノも。もちろん、グランドピアノも並んでいます。そして、それぞれに価格表が。アップライトは大体10万〜15万〜25万位。グランドは40万〜60万位?
 その女性は黙って後ろから付いてきます。何かしゃべらないとまずいなあ、と思いながら、話しかけると、質問にはきちんと答えてくれました。
 ひと通り中を回ってまた玄関のほうまできたら、例のフルコンサートグランド。
「これ大きいですね!」と言ったら
「はい。2m85cmありますから」と彼女。
「これ、大きすぎてまさか家庭には置けないですよね。」
と冗談のつもりで言ったら
「いえ、これは家庭で使われていたものです。」
と返されてビックリ。でも何となく間が持たなくて…。思わず
「ちょっと音を出してみていいですか?」
と口走ってしまいました!
すると彼女、一瞬の間のあと、
「このピアノは今、調整中ですので、まだ音の出方が十分ではありませんが…」
といかにもピアノ技術者らしいコメントです。
「いえ、ちょっと音を出してみるだけですから。」
と言いながらピアノの前に座ります。実は私、フルコンサートグランドを弾いたことが無いのです。それが、目の前に大屋根を広げて鍵盤のふたも開けてあったら、思わず弾いてみたくなるじゃありませんか!
 いつか誰かに「フルコンサートは低音が良く響くよ」
と言われていたのを思い出し、まず、低いほうの音を鳴らして見ます。うん、なるほど。ズーンときます。それから中音域、高音域の鍵盤をポロン、ポロンと押してみます。
 さて、ここでいきなり曲を弾き始めるのも何となくバツが悪い。がらんと静まり返ったひと気のないホール。ピアノの横には真面目そうな女性が1人、じっと立ってこちらを見ています。そこにスーツ姿の中年男がピアノを弾いている、なんて、なんか奇妙な風景だと思いません?こんな時こそ、循環コードの出番ですよね。適当にぐるぐるコードを回しながらひとしきりパラパラと音を流してみました。
「う〜ん、やっぱりフルコンサートはいい音しますね。」
と言いながら椅子を立ちます。
彼女はじっと私のほうを見つめながら
「随分、ピアノお上手なようですが…?」
と質問形の言葉を一言。
「いえ〜、どうせ我流ですから…」と言葉を濁す私。
靴に履き替えて
「どうもありがとうございました。」とお礼を言ったら
「また弾きに来てください。」と言葉を返してくれました。
この怪しい中年おじさん、彼女の中で一体どんな風に映ったことでしょうか?

 ガラス戸を出ると、外は何事も無かったかのように車が行きかう、いつもの国道。仕事の途中、ふと迷い込んだエアポケットから再び現実の仕事モードに引き戻された私でした。
(続く→毎週火曜日更新)

an弾手(andante)

■100回感謝(!)特別号メッセージ募集中!
 
(詳しくは
第96回をご覧ください)
 メッセージの送り先 piano-roman@kumamoto-bunkanokaze.com

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 随時、このコラムの中で取り上げてみようと思います。このコラムはコード奏者超初心者から中級の入口位の方を想定していますので、その範囲ならどんな内容でも結構です。メールお待ちしています!
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ちょっと、ひと言。
 とうとう、梅雨が明けてしまいました! 九州北部地方、11日に梅雨明け宣言です。
いつ降るか、いつ降るか、と思っていたのに、あっさり肩透かしです。でも日中34度の日が続いていたのでとっくに真夏でした。
 仕事先の居酒屋さんで「梅雨をぶっ飛ばせキャンペーン」をやったんですが、本当にぶっ飛んだまま終わっちゃった!でも、対前年比売り上げアップで、仕掛け人の私としては結果オーライです。
 さて、この調子で真夏も乗り切らなくては!
−an 弾手−


第99回 「食事会&ピアノご披露会(1)」 [2004.7.20]
 「今度、夕食にご招待しますわ。その後、どこかでピアノ聴かせて下さいね!」
仕事先の女性の責任者の方から、食事のお誘いを受けました。いつかこのコラムのことを話したことがあって、読んでくれていたようです。
「私、ピアノ弾かないから、あのコラムの楽譜とか見ても、どんな曲なのか全く分からないんです。一度聴かせて下さいよ。」
「了解です。まかせて下さい!」
「私、自分では弾けないんですけど、聴くのは大好きなんです。特に、ケニー・ドリューが好きで。」
うっ…。ケニー・ドリュー?
「ラスト・タンゴ・イン・パリとか、リクエストしていいですか?」
うっ!うっ!
こりゃ手ごわいぞ!「まかせて下さい!」って言ったものの、何しろこっちは初心者おじさんの鼻唄ピアノなんだから…。ケニー・ドリューと比較されたら出る幕ないよ〜。
 それにご招待日は、なんと2日後。もう練習している暇もない。しかし、ピアノの発表会じゃないんだから、いつもサラッとさり気なく…を標榜しているan弾手としては「ちょっと練習が…」なんてのたまってる訳にもいきません。
 ここは腹をくくって、安全に切り抜けられそうな曲でお茶を濁すか…。
 
 会社から自宅に戻ると、いつもながら夜も10時を回っています。
「弾けそうな曲、少し確認しとかなきゃ」
クラビノーバの前に座ってヘッドホンをかぶります。目の前の壁に、レパートリーになりそうな曲目を大きめのポストイットに書いてペタペタ貼ってあります。約50曲くらい?
でも、しばらく弾いていない曲は、もう一度楽譜(リードシート)を引っ張り出してみて自分がどんな風に弾いていたか確認しないと、結構忘れてるんです。
 何しろ時間が無いので、何も見ないで即座に安心して弾けそうな曲をピックアップしてみます。まあ、10曲くらいは何とかなりそうだ。確認しながら通して弾いてみます。1曲を2〜3回ずつ弾いていったら、それでもあっという間に時計の針は0時を回ろうとしていました。
 最後に、確認した曲目を小さなメモ用紙にリストアップします。こうしておかないと、いざピアノの前に座ってから自分が何の曲が弾けるのか、思い出せないことがあるんです。次の曲が出てこない時のカンニングペーパーです。

 さあ、あとはいよいよお得意様との食事会&ピアノご披露会本番だ。一応、弾ける曲を確認してあるっていうのが、落ち着いて弾けるための精神安定剤ですね。
(続く→毎週火曜日更新)

※ なお、次回、第100回は特別号となりますので、この話の続きは第101回に掲載いたします。

an弾手(andante)

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 随時、このコラムの中で取り上げてみようと思います。このコラムはコード奏者超初心者から中級の入口位の方を想定していますので、その範囲ならどんな内容でも結構です。メールお待ちしています!
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ちょっと、ひと言。
 我が家の庭に、草が茂っています。本来、芝生を植えているはずなのですが、すっかり色々な夏草が伸びてしまいました。
 先週の日曜日、「もうそろそろ草刈しないとヤバイかな」と思いながらも、あまりの日差しに恐れをなしていたら、あっという間の一週間。草はスクスクと成長を続けています…。
 いっそのこと、「○○野草園」という看板でも建てようか、というアイデアも。
 そう思って眺めてみると、これはこれでなかなか風情のある一角に見えてくるから不思議です。(ってことはないか…)^^;
−an 弾手−


[2004.7.27]
 やあ! とうとう100回になりました!
少し前から1人で騒いでいましたので、今さら、100回です、と言うのもちょっと気恥ずかしい気もしますが。
でも、そんなan弾手にこうやって沢山お付き合いいただいて本当にありがたいです。このつたないコラムをここまで続けられましたのも、見ず知らずの沢山の読者の方に励まされたり、おだてられたりしたおかげです。本当にありがとうございます!!

 1年目(50回)の時はあっという間の気がしました。でも今回(100回)は、正直に告白しますと、実は、…ちょっと遠かったです(^^;
多分、50回以降のアナ鼻ピアノが結構密度があって、毎週書くのにそれなりのパワーが必要だったからかも知れません。でも、その結果、本の出版なんていう副産物が生まれてそれはそれで良かったのかなあ。

 この先の見通しは?
…正直言って、白紙です。すぐ終わることは無いと思いますが、なかなか先の構想が浮かびませんですハイ(汗)。まあ、ここしばらくは出たとこ勝負で頑張ってみます。

 こんなan弾手ですが、この先も当分、見捨てないでお付き合いいただければ、こんな嬉しいことはありません。どうかよろしくお願い申し上げます。

 それでは、今回も地球のあちこちから頂いた皆様からのメッセージをご紹介させていただきます。順番はメール着順です。何卒ご了承下さい。

「出版企画おめでとうございます!」(So Whatさん)からのメッセージ
 ピアノ体験のお話はどれも臨場感あふれ、読むだけでピアノを弾いている気分に浸れて、ピアノになかなかふれられない中嬉しい限りです。案の定、出版のお話が生まれたとのこと!絶対購入します!嬉しいのは、それが〜

(an弾手より)  マイルス・デイビスお好きですか?So Whatさん。100回記念号のお知らせをアップしたらすぐにメッセージいただきました!今回が初メールですよね。お忙しい中でのピアノ、焦らず、楽しみながら続けて下さい。
「100回連載おめでとうございます」(光子さん)からのメッセージ
 はじめてお便りします。メキシコ在住のこのページの愛読者です。実は私、九州にも四国にも行ったことがないのですが、遥か離れたメキシコから、毎週火曜日には欠かさず目を通していますので、地球も狭くなったものです。全部プリントアウトして〜

(an弾手より)  メキシコからようこそ!突然、地球の裏側からのメッセージでビックリしました。陽気なメキシコの人達に混じって、早く華麗なるデビュー、果たして下さいね。
「100回連載おめでとうございます。」(マリコさん)からのメッセージ
 これからは1000回を目指して又、節目節目にお祝いしましょうよ!〜

(an弾手より)  1000回!と聞いて、思わず歳を計算してしまいました!いつも「マリコのTokyo通信」ありがとうございます。独得の感性で覗かせてくれるマリコの世界、楽しみにしています。
「(*^ー^)/゜・:*:・。おめでとう。・:*:・゜\(^ー^*) ございます!!」
(TODOSさん)からのメッセージ
 このところは毎週コラムも読んでるんですが、掲示板では(特に!!)女性ファンとの楽しげな交流を横目に羨ましく見ているだけで書き込み遠慮状態が続いていますです。その昔は中年男性のメル友状態に〜

(an弾手より)  このところ、しばらく休暇中でしたニューヨーク特派員のTODOSさんですねっ!遠い(?)存在、なんて冷たいコトおっしゃらず、これからも中年男性メル友でいきましょう!(ちょっと気持ちワリ〜か?)
「100回記念おめでとうございます」(夢見るピアノ好きのおばさん)からのメッセージ
 an弾手さんのピアノ奮闘記は私のただひとつの楽しみにしているホームページです。自分の目指す道しるべを示して下さっているようで、何とかついていきたいと思いながらいつも見させて頂いています。ただ、最近私はちょっと元気をなくして〜

(an弾手より)  頼りにして下さって光栄です。同時に責任感じます。でもピアノが好きで、弾き続けていければ、それはそれできっと充実した時間になっていくと思います。一緒に夢を見続けていきましょう!
「出版決定、おめでとうございます」(Pegさん)からのメッセージ
 老後のボケ防止に今から布石を打つとまわりに公言し、ピアノを習い始めたのが38歳の時、すでに2年が経ち、40歳になりました。老後までまだ20年以上残してます。どんなに下手でも、ちっともうまくならなくてもピアノは続けようと思います。an弾手さんに続けることのすばらしさを教えてもらったのですから〜

(an弾手より)  ニューヨークのPegさんですね!Jazzの本場でのピアノレッスン、うらやましい限りです。40歳ですか?いい味が出てくるお歳頃ですね。楽しみです。
「おめでとうございます」(そらまめさん)からのメッセージ
 これからも、お仕事、コラム…大変だと思いますが、沢山ファンが待っています。亀さんのような、ファンも、その一人です。お体に気をつけて、頑張って下さい。幸せな夢を、見させて下さって有り難う御座います。感謝で、一杯です〜

(an弾手より)  いつもご丁寧なメールや書き込み、ありがとうございます。ピアノに、山歩きに、お歳を感じさせない行動力は頭が下がります。これからも楽しいお便り、お待ちしています。
「いつかお会いして演奏を聴ける日を」(T.Sさん)からのメッセージ
 an弾手さん、毎週楽しみに拝読させて頂いてます。私も大人になってからピアノを始めたのでan弾手さんに共感できる部分が沢山あり、特にくじけそうな時に読むと「僕も頑張るぞ!」という気持ちになれます。an弾手さんの〜

(an弾手より)  いつも読んでいただいて、ありがとうございます。私もくじけそうな時には皆さんからのメッセージが頼りです。
「連載100回おめでとうございます。」(石頭さん)からのメッセージ
 東京の奥座敷 青梅の石頭です。
「初心者おじさんのピアノ奮戦記」は毎週(水曜)拝見させて戴いてます。
最近のコード演奏についての解説は、専門書に比べて分かり易く感心しています〜

(an弾手より)  ピアノのほかにも、写真や手品の趣味をお持ちのようで、うらやましい限りです。今回も美しい新緑の写真、添付ファイルでありがとうございました!
「100回記念おめでとうございます」(松尾さん)からのメッセージ
 いつどのようなきっかけでan弾手さんの記事を拝読し始めたのかはまったく覚えておりませんが、すべてをコピーして繰り返し読んで理解に努めています。
 2年間教えたもらった若い美人の〜

(an弾手より)  先日から、有意義なご質問、ありがとうございます。確か69歳のお歳、私が知る限りでは読者最高齢でいらっしゃいます。これからもお元気で、ピアノお楽しみ下さい!
「100回突破おめでとうございます!」(P.Tylerさん)からのメッセージ
 毎週楽しみにコラム拝読しております。an弾手さんのコラムは読みやすくておもしろくてとてもためになります。迷えるピアノ学習者の道標として〜

(an弾手より)  何をおっしゃいます!P.Tylerさん。先日はピアノトリオでアドリブやったそうじゃないですか!素晴らしい!今度はきっと聴きに行きますから。楽しみにしています。
「100回記念おめでとうございます!」(はんぺんさん)からのメッセージ
 an弾手さんの「ピアノ奮戦記」は、ユーモア溢れる中にも格調が高く、お人柄がよく現れているなあ、と感心していました。ご本人の奮戦記というよりも、ピアノ初心者の駆け込み寺みたいな要素もあって〜

(an弾手より)  はんぺんさんこそ、おめでとうございます!すでに160回に及ぶピアノ日記、私のコラムの大先輩です。しかも、そのピアノ人生が今回本の記事として取り上げられるとか!楽しみにしています。
「コラム 100回記念 おめでとうございます。」(瑞花さん)からのメッセージ
 そんなとき an弾手さんのコラムにめぐり合いました。このときはすでに90回に近いころでした。
コラムのバックナンバーを読んで ひたすら忍耐の果てになんとか弾いていた人が な なんと・・・・
そんな 魔法のようなピアノレッスンがあるのかと・・〜

(an弾手より)  いやあ、何しろ、明るくて、お元気で、行動力があって。お会いしたこともないのに、すっかりお友達気分でいつもPowerをもらっています。ありがとう!
「祝100回」(カルロスさん)からのメッセージ
 イチローだったら「ぼくにとってはだたの通過点ですから。」とクールなコメントを発するところでしょうね。柔ちゃんだったら「また一から初心にもどってがんばります!」と元気な気合の入ったコメントをだすところでしょう。
 さてan弾手さんはどんなコメントを〜

(an弾手より)  アイオワのコーン畑から、フッと肩の力が抜けるような楽しいメッセージありがとうです。ピアノは脱力がカンジンって言いますから。100回記念のテーマは、やはり「ぼちぼち」ですかね。
「私の好きなもの。」(ゆみさん)からのメッセージ
 an弾手さん、ピアノ奮戦記100回、おめでとうございます!!! 大変な偉業ですね。
心から祝福のエールをお送りしたいと思います。本になる時には、是非購入したいと思います。
楽しみに待っております。今後も〜

(an弾手より)  いつも誠実そうなお便り、ありがとうございます。クラシックはかなりの腕前と拝察しています。悩みながらも新しいジャンルに挑戦されているお姿に、私も心を込めてエールを送ります!
「おめでとうございます♪」(Fumiさん)からのメッセージ
 自らのために そして 同じ空気を共有している方(聴衆)のために 日々ピアノに向かっていらっしゃる・・・
 その後ろ姿を そぉっと拝見したいなぁなどと考えて〜

(an弾手より)  Fumiさんとは熊本の未来を考える、あるグループでご一緒させていただきました。その未来レポートの中でも、私はしっかりピアノを弾いていることになってましたね(笑)。また今度、Fumiさんのステキな仕事観、人生観を聞かせて下さい。
「では、ここで問題です!」(チャールス豚さん)からのメッセージ
 私、an弾手さんを少〜しばかり存じ上げております。(お見かけした程度ですが)さて、an弾手さんはどんな人物でしょう?あなたの〜

(an弾手より)  ほほう!5択問題ですか。正解者には何か賞品が出ますか?チャールス豚さん。
「連載100回おめでとうございます」(オオタさん)からのメッセージ
 an弾手さんにはオクターブ奏法の時に指使いが分からなかったので質問させて頂きました。お忙しい(そう)にもかかわらず、すぐにご返事を頂きました。実は答えはよく読めば書いてあったことなんですが、そこのところを表現を変えられて親切丁寧な説明と励ましまで頂き、大変恐縮しました。
 私はピアノを始めて〜

(an弾手より)  そうそう、少し前にそんなご質問、いただきましたよね。コラムのどこが分かりにくいのかが分かり、とても助かります。これからもよろしくお願いしますね。
「コメント〜」(内田さん)からのメッセージ
 100回記念おめでとうございます。
こちらのサイトを見つけたときは、こんな簡単方法があったなんて!と感動しました、ははは。初めて道具を使うことを覚えた猿人くらい進歩した気分です(なんじゃそら)。
 種あかしをすれば〜

(an弾手より)  あはは。ピアノは楽しく、を実践しておられる内田さん、その調子です!私の連載のエッセンスを見事につかんでいますね!ピアノってこんなに簡単に楽しめる楽器だったんですよね!
「百回おめでとうございます」(田代さん)からのメッセージ
 50回の時、いつこけるかなどと冗談を書いていたら、あっという間に100回。しかも本格的なピアノ教則本になるなど、不明を恥じます。脱帽。なまan弾手さんと時々〜

(an弾手より)  田代先生とは時々某喫茶でお会いしますね。年金生活とおっしゃりながらもひょうひょうとしてダンディなお姿はいつも見習いたいと思っております。
「100回記念おめでとうございます」(キャラメルキッドさん)からのメッセージ
 最近随分とご無沙汰しておりましたら、なんとこのコラムも100回なんですか。す、凄い・・・。
ちりも積もれば・・・とは言いますが、眈々と書いていくと、こうなるのでしょうか。とにもかくにも、おめでとうございます。ちょっと、覗きましたら、な、内容が〜

(an弾手より)  こちらこそ、ご無沙汰です。1年前は、そのうちピアノを…というお話でしたが、今度はチェロですか?まあ、どちらでもいいですが今年こそ、ぜひ始めてみて下さい!
「100回記念おめでとうございます」(池田エイジさん)からのメッセージ
 HPを検索して、an弾手さんのピアノ奮戦記にめぐり合えたのはとても僕にとって収穫のあることでした。しかも同じ熊本の方でしたし。とても親近感を覚えています。
 最近は仕事以外でパソコン使う時間が減ってしまっているのですが、ピアノ奮戦記は〜

(an弾手より)  熊本で私の奮戦記を読んでいただいている方は貴重な存在です。しかも、まだお会いしたこともない、というのも夢があっていいですね!そのうち、夜の街ででも遭遇出来るのを楽しみに…。
「連載100回!!おめでとうございます!」(kimiさん)からのメッセージ
 まだまだ30代に見えるan弾手さんですが、(言い過ぎ?)
どうぞ70になっても80になっても、スーツの似合うピアニストでいらして下さいませ!〜

(an弾手より)  30代?は言い過ぎでしょ。今年はスレ違いの夏でちょっと残念です。タレント活動、頑張って下さい!
−まだまだ20代に見えるKimiさんへ。
「我が道を突っ走っちゃってください!」(レントさん)からのメッセージ
 私は、第50回まではこまめに読んでいたのですが、技術の話にさしかかってからは、まとめ読みになりました(^^;;
 さてさて、最近のan弾手さんにまつわる記憶といえば〜

(an弾手より)  レント(我が娘)からメッセージが来ないなぁ、と思っていたら本の原稿書き(!)で忙しかったそうな。それもなんと金融関係の本だって(!)本業と何の関係が?この親にしてこの娘ありか…。


■Q&Aコーナーのご質問を募集しています。
 随時、このコラムの中で取り上げてみようと思います。このコラムはコード奏者超初心者から中級の入口位の方を想定していますので、その範囲ならどんな内容でも結構です。メールお待ちしています!
piano-roman@kumamoto-bunkanokaze.com
−an 弾手−
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