Vol.124 11月(霜月) [2013.11.26]
 夏にがんばったおかげか、鬱々としていた心の何かが吹き飛んで、率直に毎日を生きている。

 物事は気にしすぎるとどうにもならなくなる。掘り下げて行く事も大事だが、あっさりと呑み込んで次へ次へといったほうが、仕事等でも人付き合いでも楽なんじゃないだろうか。こっちがあっさりしていると、相手もあっさりと笑って答えてくれる。
相手を信じる前に自分を信じると、相手は自分も信じてくれる。そして時には笑ってごまかすくらいの図々しさも助けになる。
 自分が何を好きでどうしたいかを率直に信じてやってみると、思い悩んでいるほど恥ずかしい事でもなんでもなくなる。焦る心もなくなると、ものごとは一気にフットワークを軽くする。

 昔、つらかった時、ふと窓の外にみつけた『マリコの実』。
今年はその柿の木にたったひとつしか実がついていなかった。でも。それはちょうどあの『マリコの実』のなっていた場所。
またマリコの実に別のかたちではげまされている。

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宵の明星の金星が、まるで宝石のようにひとつ夜空に輝いている。
-金星(ヴィーナス)-
この誕生月の星にありがとうと言いたい。
-END-

 

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