Vol.120 朝の会話(2013) [2013.7.11]

 いやはや暑い夏だ。7月初旬にこんなに暑いのは初めてではないだろうか。
熊本でもこんなに暑かったかなと思う。
さすがに311以降、すっかり緩和されてきた、公共機関のエアコンの温度もこのところは少し低めに設定されたようで、感謝。

 私が毎日電車に乗るのは7:30ごろで、新宿に7時台で比較的早め。最初のラッシュだ。
誰も会話しない電車で、珍しくこんな会話が聞こえて来た。今は別の会社に勤める先輩と後輩のようだ。
『よくわかったな。朝、早いんだな』
『いえ、今日はちょっと寝坊気味です。早いときは朝4時ですから』
みんな早朝から働いているんだな〜…。
その早朝を思うと、軽くめまいを感じる。
7/21の参議院選挙もどうしていいかわからないが、こんな庶民たちをしっかりわかってほしいと思う。年金もどんどん少なくなりそうだなんて心から許せないことだ。
私も仕事が忙しく、ひさしぶりに疲れているのを感じた。

 そんな時、東京に来た頃2年間も居候をしてお世話になったおばからお菓子が送られて来た。私もちょうど、日頃の不義理を詫びて、お中元にとお菓子を送ったばかりだった。送り合ったこの偶然。
ひさしぶりにお礼の電話をすると、いろんなことを思い出して、私はおばの前で泣いてしまったのだった。まったく、お礼のつもりが…。
疲れてる、って大ヘンだ。
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 いただいたヨウカンを小田原で買った新茶とともにいただくと、悲しい気持ちはどこかへ行った。そんな暑い夏の朝だった。

-END-

 

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