Vol.106 梅雨の過ごし方 [2011.7.4]

 2年前の6月、梅酢を作った。
本当は梅酒を作りたいところだが、あえてお酢にして正解。
そして、今年、それがちょうどなくなったので、また作る事にした。
 八百屋さんにも『えらい!』とほめられ、こういうことをすると、なんだか小さいけれど大きな充実感を感じる。
梅雨があけるころにはもう、飲み頃になっている。

 ここに絵本がある。
『こぶたくん』
雨の降る1日、お母さんがクッキーを焼いている間、何をしたいか尋ねられたこぶたくんは、言う。
「なんにもしないで いようよ」
雨の音を聞くだけ。それで幸せ。いいなあ!

 むしむしと暑いと感じる週末も、今年は除湿もつけずに窓を開けて網戸にする。髪をアップにして過ごす。
すずめが1羽、屋根の縁でくちばしをふいている。
部屋の観葉植物の手入れをすると汗が吹き出した。そのあとの水風呂。冷たいビール。すっと体も冷える。
なんにも特別な事をしないで、のんびりするのだ。

 いつも自転車で行く駅までの道。
アスファルトの隙間にかわいい花が芽を出して咲いているのを見つけた。
買うと高いペチュニア。もう、この1ヶ月は咲き続けてくれている。しかも、いつの間にか2株に増えている。
梅雨の晴れ間、土曜に撮影したら垣根越しに家の犬に吠えられた。笑

-END-

 

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