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この仕事に関わるようになったきっかけは?
父が戦前から福岡でこの仕事に携わり、熊本に帰って来てからも練兵町にあった歌舞伎座(昭和37年閉館)で舞台の仕事をしていたことから、高校を卒業するとすぐにこの仕事に就きました。
デザインしたり製作したりするうえで、気をつけているところは?
演出家の意図に沿ってデザインしていきますが、美術だけが際立って、人の動きを邪魔することにならないような色使いを考えています。そして何より、役者がセットを見てやる気を起こしてくれることを心がけています。
今年度も、オペラ、文楽、演劇など様々な自主文化事業で舞台美術を担当していただきましたが、最も苦労した事業は?
公演によって苦労の中身が違いますが、毎回苦労しています。最初に、仕事を依頼されると頑張らなければと思い、次に、稽古を見ると楽しくなりますが、本番近くになると、毎回プレッシャーで押しつぶされそうになります。
この仕事をやっていて良かったと思う時は?
公演が終わった後、みなさんから「(舞台が)良かった」と言っていただいた時ですね。
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