第25回熊本の美術展「小代焼」 |
10月21日(金)〜12月4日(日) |
熊本県を代表するやきもの小代焼の全貌を紹介します。
南関町と荒尾市にまたがる小岱山麓で焼かれた小代焼は、桃山・江戸時代初期に朝鮮半島からの渡来系陶工により始められました。細川藩の時代、その保護を得て、牝小路・葛城家の瓶焼窯や瀬上家の瀬上窯などが栄えます。明治以降もその伝統は受け継がれ、力強く野性的な魅力が人々の支持を集めてきました。
開窯から現代までの400年を陶器約300点と関連資料で展観し、その全体像に迫ります。 |
ケーテ・コルヴィッツ展 ある女性芸術家の生涯―魂の叫び、平和への祈り― |
平成18年2月10日(金)〜4月9日(日) |
20世紀前半のドイツで活躍したケーテ・コルヴィッツ(1867〜1945)は、銅版画や木版画を中心に、素描や彫刻の分野にも優れた作品を残した女性芸術家です。
二つの大戦で息子と孫を失い、女性として、母として人間の生と死を見つめながら制作を続けました。貧しい農民や労働者への共感、戦争の持つ残酷さや悲惨さへの憤り、平和への深い祈りが観る者の魂を揺さぶります。 |