アートスペース大宝堂は、メガネの大宝堂上通本店の地階にアートギャラリーとして存在しています。

 アーケード内の人通りの多い立地ですが、地下に入るととても静かで、ゆったりとした快い空間の中での展示に好評をいただいております。
 昭和52年、現在の本店改築に伴い、地階のスペース活用を思索していたところ、建築家として活躍中で当ビル設計者の故・緒方理一郎氏の申し出により、昭和54年“アントニオ・ガウディ展”が開催される事になりました。

 多くの方のご来場があり、展示内容と共に、会場についても高い評価を得ることができました。この事をきっかけに、昭和56年、地域に密着した文化の発信地としてのスペース利用、本格的なアートギャラリーとしての運営がスタートしました。

 アートギャラリーとして、観覧される方々には、より感動を覚えていただき、展示される方々には、より効果的に展示設定をしていただけるよう、多様性に富む企画に対応すべく様々な工夫がなされています。

 オープン当初は、現代美術・デザイン・フォトグラフなど新分野のアーティストの方々に利用していただいておりました。その後は、会場の80坪(展示スペースとバックヤード含む)という広さもあり、グループ出展等にも好評で、地域の芸術愛好家や趣味の制作展など、より生活に密着したギャラリーとして、地域の皆様からご支持をいただいています。一度会場を利用した方が次の年の予約もされることも多く、現在、2年先まで予約が入っている状況です。

 当社は、メガネを取り扱う会社ですので、皆様の目、瞳を楽しませるスペースとして利用していただいていることに、大変満足しております。展示作品から、新たな夢や希望を見い出される癒しの場、皆様の心のオアシスと思っていただけるよう願っております。

 熊本の文化の泉の発信地として、お役に立ちますよう努力を重ねてゆきたいと存じます。お近くにおいでの折は、ぜひお立ち寄り下さい。

アートスペース大宝堂
熊本市中央区上通町5-6 096-354-2155